糖質制限中もパスタが食べたい！低糖質パスタを食べ比べてみた。

小麦が原料のパスタはカロリーや糖質が比較的高めな印象で、糖質制限中は控えたいと思う人も多いのでは？そんな人におすすめなのが低糖質パスタ。今回は話題の低糖質パスタを食べ比べ！味や食感、おすすめの食べ方をレポートします！ 

パスタの糖質量は？高い？低い？

パスタの糖質量はやっぱり高め 

小麦が原料のパスタは糖質が多いと思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。 

 他の主食と比較してみると 

＜100ｇ中の糖質量＞ 
・白米　35.6g 
・食パン　42.2g 
・パスタ（ゆで）　29.2g 
意外と低いじゃない？そう見えますが実はこれ、ちょっとしたトリックなんです。 

一食分で比較してみると 
・白米　（一膳150ｇ）53.4g 
・食パン　（6枚切り1枚）25.3g 
・パスタ　（230g）67.2g 

パスタって1食分の量が結構多いんです。ということはもちろん糖質量も高くなります。糖質量を抑えるためには、そもそもの食べる量を調整することが重要と言えそうです。 

関連記事：麺好きが気になるのは糖質の高さ…。でも大丈夫。工夫次第で糖質カットも！

満腹感を味わいたいなら低糖質パスタがおすすめ！ 

少ない量だとどうしても満足感が…。そんなとき、味方になってくれるのが「低糖質パスタ」です。原材料を工夫し、小麦の表皮や胚芽までそのまま使った全粒粉や、おからが入っているものなどがあり、それぞれ食感や風味が少しずつ異なるようです。 

では、スーパーなどで手に入りやすい低糖質パスタを実食してみましょう！食べ比べたから分かるおすすめのゆで方も解説します！ 

関連記事：市販されているさまざまな低糖質麺を食べてみた！おいしいのはコレ！

糖質制限ダイエットは、主食（炭水化物）の見直しからはじめよう

毎日食べるごはんだから。続けることが何より大事だから。

私たちの日常の食生活で、最も多くの糖質（炭水化物）を摂取しているのは、ごはん、パン、麺といった「主食」からです。その主食の「ガマンしない、ムリしない」糖質とカロリーのコントロールが、糖質制限やダイエット成功のカギを握っていると言えます。

お茶碗１杯、レタス約半玉分の「食物繊維」を含む、GI値を抑え、「糖質とカロリーがカット」されたこんなお米もあります。

食べ比べ！低糖質パスタ3選

【はごろもフーズ】Carboffロングパスタ 

通常のパスタ同様、デュラム小麦のセモリナを主に使い、小麦タンパクなどを加えることで、パスタの風味や食感を保ちながら糖質を抑えています。 

100gあたりの糖質量　27.3ｇ（1食80gあたりの糖質量　21.8ｇ） 
1食分の量　80g 
標準ゆで時間　13分 

太さは1.4㎜と少し細め。透明感のある黄金色の麺です。 

ゆで上がった麺の見た目も一般的なパスタと変わりません。 

［いざ実食！］ 
小麦の風味、コシもあり、プリプリとした食感です。冷めるとパサつきを感じやすくなるので、ゆで立てを素早くソースにからめて、すぐにいただくのがおすすめです。細麺なので、さらっとしたソースにもよく絡みます。スープパスタなど水分が多いソースと相性がよさそうです。 

【商品情報】「はごろもフーズ」CarbOFF ロングパスタ（240g×5個） 

【オーマイ】糖質50％オフパスタ 

全粒粉や小麦たんぱくを合わせることで糖質オフに。1食分のパスタに１日分の食物繊維（目標摂取量は女性18ｇ以上、男性20g以上）が入っています。 

100gあたりの糖質量　32.1ｇ（1食80gあたりの糖質量　25.7ｇ） 
1食分の量　80g 
標準ゆで時間　７分 

麺はラーメンやソバのような四角い形状。幅は約2mmの少し平たい形をしています。 

ゆで上がりは「リングイネ」のようです。 

［いざ実食！］ 

食感はもちもちとした歯ごたえ。標準のゆで時間だと少し柔らかめになりますが、弾力があるので生パスタのようにも感じられます。クリーム系や具がたっぷり入ったソースとの相性が合いそうです。最後までおいしく食べられました。 

このパスタのおすすめポイントは、食べても消化吸収されにくい難消化性でんぷん粉が配合されているところ。不溶性食物繊維で胃腸の状態を整えてくれる働きがあります。低糖質な上にお腹の調子まで整えてくれるなんて、うれしいですね。 

【商品情報】「オーマイ」糖質50％オフパスタ（240g×4個セット）

【カルディコーヒーファーム】低糖質生スパゲッティ 

乾麺だけでなく、生パスタにも低糖質のものがありました！おから粉末や大豆粉が使われています。 

100gあたりの糖質量　22.7ｇ（1食110gあたりの糖質量　25.0ｇ） 
1食分の量　110g 
標準ゆで時間　4～5分

太さは1.6mm程度と一般的なスパゲティのサイズです。 

ゆで時間は乾麺より短めの4～5分。 

［いざ実食！］ 
3種類の中では一番小麦の風味が感じられました。おすすめポイントは、「生麺」ならではの歯ごたえと弾力。まさに生パスタです。ボリュームもあり、十分に満足感が得られました。ミートソースやトマトソースのほか、和風のソースにも合いそうです。 

【商品情報】カルディコーヒーファーム「低糖質生スパゲティ」

低糖質パスタを食べるときには、ソースも低糖質に！

今回、ソースに使ったのはCarboffシリーズの「低糖質ミートソース」。糖質は5g以下に抑えられています。豚肉や人参などの具材がゴロゴロ入っていて食べ応えがあり、トマトやチーズの風味も感じられます。低糖質パスタ＆低糖質ソースでより罪悪感なく、おいしいパスタが食べられますね。 

【商品情報】「はごろもフーズ」CarbOFF 低糖質ミートソース＆カルボナーラセット（120g×各5個）計10個

お茶碗１杯、レタス約半玉分の「食物繊維」を含む、GI値を抑え、「糖質とカロリーがカット」されたこんなお米もあります。

調査結果  

どの商品も、一般的なパスタと比べ風味も食感もほとんど変わりありません。低糖質パスタはおいしくないというイメージでしたが、以前に比べるとおいしい商品が増えていることが分かりました。ただし、通常のパスタはアルデンテにするために標準のゆで時間より短めにすることもありますが、低糖質パスタはゆで時間が短いと、粉っぽさやポソポソした口当たりになりがちなので要注意。また、冷めるとパサつきが気になるので、ゆでたらすぐにソースをからめ、温かいうちに食べるのがおすすめ。冷製パスタには向かないかもしれません。