糖質制限と食事
調べてみた!試してみた!
糖質制限でもやっぱり食べたい!低糖質チョコレートの選び方。
監修 料理研究家 栄養士 Atsuko Cooking Studio 田代敦子
監修 糖サポ調査隊 糖質制限サポート調査隊
チョコレートってさ、老化を防ぐとか美容にいいってほんと?
らしいな。
とーしつせいげんしていても食べられるチョコレートってないのかなあ。
あるさ、チョコっとな、なんてね!
…。
おーい、調査隊~、チョコっと調べてみて~💦!
糖質制限中でも食べられるチョコレートの調査、了解!栄養士の田代先生にもご協力いただこう!
はーい。お手伝いしまーす!
糖質制限中だけど、どうしてもチョコレートが食べたい!そんなときにおすすめしたいのが低糖質チョコレートです。今回は、おすすめ商品を実食し、レポートします!
低糖質チョコレートって?
低糖質チョコレートと一般的なチョコレートの違いは
通常のチョコレートには砂糖や水あめ、乳製品などが使われているため糖質も高く、100gあたり約51.9gの糖質が含まれています。
低糖質チョコレートとは、これより糖質が少なくなるよう原料を工夫したものです。砂糖や水飴などの糖類を控えたり、カカオの量を増やしたもののほか、糖質の吸収を抑える成分を含んだものなどがあります。
低糖質チョコレートを選ぶポイントは?
それでは、低糖質のチョコレートを選ぶためには、どんな点に注意したらいいのでしょうか。ポイントは2つです。
・砂糖不使用であること
砂糖の代わりに甘味料を使用したものは、糖質を抑えながら甘みのあるチョコレートになります。
・カカオが70%以上含まれていること
一般的なチョコレートに含まれるカカオの量は20~50%。ミルクや砂糖も入っています。
一方でハイカカオと呼ばれるカカオ含有量の高いチョコレートは糖類の量が少なく、また生活習慣病や老化防止に役立つポリフェノールが一般のチョコレートよりも3倍多いという特長があります。
プラスアルファの効果も期待できる!
糖質を抑えるために原料が工夫されている低糖質チョコレートは、低糖質ならではのプラスアルファ効果が期待できます。
例えば、糖の吸収を抑える効果がある食物繊維を加えたチョコレートや、砂糖の代わりにフラクトオリゴ糖が入ったチョコレート。食物繊維やオリゴ糖は、糖質やカロリーが低いだけではなく、腸内環境を整える効果があります。さらにフラクトオリゴ糖には血糖値が上がりにくくする働きもあります。
おすすめの低糖質チョコレート3選
調査隊では、数ある低糖質チョコレートから3つ選んでみました。
「スイーツ工房フォチェッタ」低糖質生チョコレート
健康を考えて開発された、機能性スイーツのプレミアムチョコレート。人工甘味料は一切使わず、植物由来の甘味料を使用しています。
糖質量は1粒あたり、0.9g以下!100個食べても、なんとご飯一杯分(150g)の糖質量なんです。有名ショコラティエ・パテシエが選んだ高級カカオマスを使用しいているので、とても贅沢感を感じるなチョコレートです。
[いざ実食!]
生チョコ特有の口どけの良さは、期待を裏切らない滑らかさで思わずうなるほど。また、高級カカオの風味がしっかりと感じられる一方、甘さも適度にあるので、チョコレートを食べた満足感を十分に感じます。
上質だけあって価格もそれ相応ですが、特別に自分へのご褒美に取り寄せる人もいれば、糖尿病のご両親、健康を気遣う友人たちへの贈り物としても喜ばれているようです。プレミアムの名に相応しい、チョコレートです。
【商品情報】「スイーツ工房フォチェッタ」低糖質生チョコレート(20粒入り)
【でん六】ロカボナッツチョコ
砂糖よりも低カロリーの甘味料である還元麦芽糖を使ったノンシュガーチョコで、アーモンド、くるみ、ピーナッツをコーティングしたチョコレートです。
1袋あたり34g入っており、1袋全部食べると、糖質は12.1gです。
[いざ実食!]
3種のナッツをコーティングしているので1つずつ形や大きさが異なり、どのナッツが入っているのか考えながら選ぶのも楽しいです。
甘さは控えめ。その分ナッツの風味や香ばしさが感じられます。コーヒーや紅茶のお供に、ちょっと甘いものが欲しいときにぴったりです。
34gという小袋になっているのもポイント。1袋で満足するので食べ過ぎも防げます。
【商品情報】「でん六」ロカボナッツチョコ(34g×10袋入り)
【明治】チョコレート効果 カカオ72%素焼きアーモンド
糖質制限中におすすめのハイカカオチョコレートですが、カカオの量が多すぎると苦みが強くなり、脂質も少なくなる分パサつきを感じることもあります。72%くらいのカカオ量なら、カカオの香りとチョコレートのおいしさの両方をバランスよく味わえます。
チョコレートの中には素焼きアーモンドが入っており、直火焼きしたアーモンドのカリっとした食感も楽しめます。しっかりと噛むので少量でも満足感が高いのもおすすめポイントです。
糖質は1箱あたり20.3g。たくさん食べると糖質量もそれなりになってしまうので、一度に5粒、など決めて1箱全部は食べないようにしましょう。
[いざ実食!]
大きなアーモンドにチョコレートが厚めにコーティングされています。アーモンドの香ばしさとチョコレートのバランスが絶妙で、ハイカカオ特有の酸味・苦味も適度にあり、食べ応えもあります。
【商品情報】「明治」チョコレート効果 カカオ72%素焼きアーモンド(81g)
管理栄養士:田代先生
カカオに含まれる「カカオマスポリフェノール」には、美容にいい抗酸化作用のほか、血圧を下げたり動脈硬化を予防するという健康にとてもいい作用が期待されています。また、「テオブロミン」という成分には集中力や記憶力を高めたり、緊張を和らげる作用もあります。疲れた時にチョコを一粒、というのはとても理にかなっているのです。ハイカカオチョコレートは当然カカオの含有量も多いため、その成分をより取り入れることができます。上手に活用しましょう。
関連記事:糖質制限中の心強い味方!シャトレーゼの糖質カットスイーツを実食。
糖質制限ダイエットは、主食(炭水化物)の見直しからはじめよう
毎日食べるごはんだから。続けることが何より大事だから。
私たちの日常の食生活で、最も多くの糖質(炭水化物)を摂取しているのは、ごはん、パン、麺といった「主食」からです。その主食の「ガマンしない、ムリしない」糖質とカロリーのコントロールが、糖質制限やダイエット成功のカギを握っていると言えます。
お茶碗1杯、レタス約半玉分の「食物繊維」を含む、GI値を抑え、「糖質とカロリーがカット」されたこんなお米もあります。
調査結果
3商品ともおいしくて、低糖質でありながらチョコレートを食べた充足感も十分得られました。「低糖質生チョコレート」は天然甘味料で、さらにカカオの味がしっかり感じられて調査隊では一番人気でした。
もちろん食べ過ぎは禁物ですが、疲れたとき、ストレスが溜まったときには我慢しないで低糖質チョコレートで癒やされましょう。
「チョコっと」じゃなくていっぱいあるじゃん。
そ、そうだな…。
監修
料理研究家 栄養士
Atsuko Cooking Studio 田代敦子
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター・野菜ソムリエ。
監修
糖サポ調査隊
糖質制限サポート調査隊
「糖質制限している人たちをサポートしたい!」「この情報をいち早く届けたい!」との想いを熱く燃やしながら、へるおいしー(ヘルシー&おいしい)情報があればどこまでも調査に飛んでいく、糖サポの調査部隊。
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