糖質制限と食事
調べてみた!試してみた!
糖質制限ダイエット中は「ファミレス」をどんどん活用すべき!?
監修 料理研究家 栄養士 Atsuko Cooking Studio 田代敦子
監修 糖サポ調査隊 糖質制限サポート調査隊
最近のファミレスって、おいしい料理がたくさんあるよね
おいしいだけじゃないんだぜ
知ってる。価格もお手頃ってことでしょ
チッチッチ。糖質だよ、糖質制限していても楽しめるってことさ。詳しくは調査隊にしっかり調べてもらおうぜ
ファミレスメニューの糖質調査、了解! 栄養士の田代先生にもご協力頂こう!
はーい。お手伝いしまーす!
糖質制限中の思わぬ外食で、何をオーダーしたらいいのか困ったことはありませんか。午後5時からの「糖質制限」を考えつつ、ファミレスでOKなメニューや知っておきたい選び方などをご紹介します。
※すべて2022年10月現在の情報です。販売終了、内容が変更になる場合があります。
糖質制限中のファミレスでのオーダーのコツ
まずは、低糖質なものを選ぶコツをご紹介します。
「イモメンコクね!」が合言葉
「イモメンコクね!」とは、「イモ=芋類」、「メン=麺類」、「コク=穀類」、「ネ=根菜類」などの高糖質な食品を指す言葉。メニューを選ぶときは、 「イモメンコクね!」を避けましょう。
サラダ・スープセットがおすすめ
セットを注文するときは、サラダ・スープセットがおすすめ。穀物である白米やパンのセットは、糖質が高いのでNGです。また、もしドレッシングが選べるのなら、マヨネーズ系やビネガー系にしたり、オリーブオイルと塩の組み合わせなどがおすすめです。
栄養士:田代先生
ファミリーレストランのメニューにはカロリーが表示されている場合が多いですが、カロリーだけを見ていると思わぬ落とし穴が。一般的に和食料理はカロリーは低いのですが、煮物や煮魚は砂糖やみりんを使うため糖質が高めに。また、ステーキ単体の糖質は低くても、付け合わせにトウモロコシやジャガイモが入っているとトータルで糖質を摂ってしまうことに。特に夕食でいただく場合、可能なら注文の時に外してもらえるよう頼んでみましょう。
ファミレス別!おすすめメニューはコレ
それでは実際に、低糖質のおすすめメニューを見ていきましょう。
ロイヤルホスト
ロイヤルホストで注目したいのが「低糖質パン」。
「英国風パン」の糖質量が32gなのに対して、「低糖質パン」は14.9gとほぼ半分の量です。
割ってみると、中はふんわり。甘みはあまり感じられませんが、もっちりとした食感です。
メインのおすすめは、「アンガスサーロインステーキサラダ」です。
糖質量は16.4g、タンパク質は24.2gと、低糖質・高タンパク。牛肉は、必須アミノ酸が豊富で、ビタミンB群・亜鉛・鉄を多く含み、糖質制限中に積極的に摂りたい栄養素が揃っています。アンガスビーフのサーロインなので、柔らかく、ジューシーな味わい。
また、サラダには緑黄色野菜の王様といわれるケール、ナッツやチキンも入り栄養たっぷり。これ一皿でお腹も栄養素も十分といった感じです。
ちなみに、サラダのオニオンドレッシングですが、オリーブオイルに変更することが可能です。
ガスト
ガストは、おつまみメニューが充実しています。
オクラ・蒸し鶏・キムチ・山芋の入った、その名も「おっ!つまみ 」。高タンパクな蒸し鶏に、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なオクラ、カリウムやビタミンが摂れるキムチと、バランスがよく、しかも食べ応えもあるメニューです。
なお、山芋は芋類ですが、少量ですし血糖値の上昇を抑える働きがあるためOKとします。
メインのおすすめは、「若鶏のグリル 大葉おろしの醤油ソース」。
糖質量は11.1g。鶏モモ肉の糖質はゼロ、100g当たりのタンパク質の量は17.3gです。大根おろしの糖質は100g当たり8gで、消化酵素やビタミンC、カリウムなどが豊富。鶏肉はジューシーで、大根おろしや大葉との相性がよく醤油ソースでさっぱりと食べられます。
サイゼリヤ
豊富なメニューと取り合わせが楽しめるサイゼリヤ。おすすめメニューは、「ブロッコリーのくたくた」です。
糖質量は1.2g。ブロッコリーをオイルと調味料でクタクタになるまで煮込んだもので、南イタリアの郷土料理なんだとか。オリーブオイルたっぷりで濃厚な味わい、粉チーズをかけるとさらにおいしくなります。タンパク質もプラスされて一石二鳥!
メインには、「若鶏のディアボラ風」を注文。
糖質量は20.9g。分厚いチキンステーキに、タマネギを使った野菜ソース・ディアボラがついてきます。溢れる肉汁と野菜ソースの味でボリュームたっぷり。タマネギの糖質が100g当たり9gと若干高めなのですが、酵素を多く含み、カリウムやリンなどが豊富なので、ソース程度は問題ありません。付け合わせのコーンやじゃがいもはオーダー時に外すこともできるのでそこで調整を。
関連記事:【実食!】実はこんなにある!糖質制限中でも安心の外食メニュー
糖質制限ダイエットは、主食(炭水化物)の見直しからはじめよう
毎日食べるごはんだから。続けることが何より大事だから。
私たちの日常の食生活で、最も多くの糖質(炭水化物)を摂取しているのは、ごはん、パン、麺といった「主食」からです。その主食の「ガマンしない、ムリしない」糖質とカロリーのコントロールが、糖質制限やダイエット成功のカギを握っていると言えます。
おうちごはんやお弁当の時なら、こんなお米が便利だね♪
お茶碗1杯、レタス約半玉分の「食物繊維」を含む、GI値を抑え、「糖質とカロリーがカット」されたこんなお米もあります。
対決!糖質制限中に選ぶならどっち?
実は意外なメニューが低糖質
続いて「どっちが低糖質?」と迷いそうなメニューを見ていきます。より低糖質なのはどっち?
●ステーキVSハンバーグ
答えは、ステーキ。
ハンバーグにはパン粉が入るので、糖質は高めになります。ファミレスでオーダーするなら、アミノ酸も豊富なステーキが理想的。
●コーンスープVSコンソメスープ
答えはコンソメスープ。
コーンスープは、トウモロコシを多く含むため高糖質になります。
●シーザーサラダVSポテトサラダ
答えはシーザーサラダ。
シーザードレッシングはマヨネーズベースなので、カロリーは高いものの低糖質。ポテトサラダはじゃがいもがベースなので、高糖質です。
●赤ワインVS白ワイン
答えは赤ワイン。
グラス1杯(約100ml)あたりの糖質は赤ワイン1.5g、白ワイン約2.0gなので、赤ワインが正解です。ちなみにロゼワインは4.0g。
調査結果
健康志向の流れはファミレスでも着実に進んでいます。丼や麺類の単品メニューしかない外食チェーンはどうしても糖質過多になりがちですが、ご飯やパンをチョイスできるファミレスのスタイルは、糖質を制限したい人にはうってつけ。グリルメニューとサラダなど、組み合わせ次第で低糖質のメニューにできます。気軽に行けるファミレスを活用して、上手に糖質制限してみませんか。
わ〜い!これで安心してファミレスに行けるね!僕はやっぱり、ドリンクバーであのエメラルド色のやつを…
言っとくけど、メロンソーダって糖質めちゃくちゃ高いからな!
(ギクッ!)の、飲まないよぉ〜!
監修
料理研究家 栄養士
Atsuko Cooking Studio 田代敦子
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター・野菜ソムリエ。
監修
糖サポ調査隊
糖質制限サポート調査隊
「糖質制限している人たちをサポートしたい!」「この情報をいち早く届けたい!」との想いを熱く燃やしながら、へるおいしー(ヘルシー&おいしい)情報があればどこまでも調査に飛んでいく、糖サポの調査部隊。
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